2000年にスタートした介護保険で福祉用具貸与が給付サービスとなり、サービスを提供する福祉用具専門相談員が誕生しました。そして現在、指定講習修了による資格所持者は推定で40万人にも上るといわれています。
今後とも、少子高齢化は続き、介護の支え手が少なくなる中、高齢者の自立支援に効果を発揮する福祉用具の必要性は一段と高まり、同時にそのサービスを提供する専門相談員の重要性も増すものと確信しております。
しかし、残念ながら現状では、専門相談員は福祉用具と同様に、高齢者介護における役割の重要性に比べて、その社会的な認識は低く、ケースによっては、「福祉用具の配送員」のように考えられ、専門職としての評価を得られていない状況です。
このままでは能力もあって、志もある専門相談員にとっては、仕事に対する士気も低下。その結果、魅力のない職種として、人材確保も困難となり、福祉用具貸与サービス全体の質の低下を招くことにもなりかねません。
本会は、このような事態に危機感を抱く関係者により、昨年7月、厚生労働大臣をはじめ、多くの関係者が参加するなか、福祉用具専門相談員の職能団体として設立されました。
今後は、個々の専門相談員が福祉用具に関する「知識」や「技術」を獲得しやすい環境を整備するとともに、その社会的な地位向上に向けて活動をすすめ、専門職としての位置づけを確固としたものにしていきたいと思います。
全国の関係者と連携してその能力向上を目指すと共に、福祉用具を有効に利用した、より暮らしやすい高齢社会の実現に向けて努力していく所存です。皆様の入会をお待ちしております。
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