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トップページ 「福祉用具個別援助計画書」「モニタリングシート」の改訂にあたって 具体的な改訂内容

「福祉用具個別援助計画書」「モニタリングシート」の具体的な改訂内容

改訂にあたって
具体的な改訂内容
改訂版・福祉用具個別援助計画書
様式のダウンロード(PDF)
様式のダウンロード(エクセル)
改訂版・モニタリングシート
様式のダウンロード(PDF)
様式のダウンロード(エクセル)
旧版について

個別援助計画書、モニタリングシート改訂にあたって

研究開発プロジェクトチーム
副委員長 東畠弘子
基本方針
1)現在、計画書を使っての研修、現場での取組みが始まっており、現在の書式に関する認識が深まりつつあることから、この書式を前提とする。
2)会員へのアンケート調査で寄せられた意見を取り入れることとする。アンケートでは個別援助計画書、モニタリングシート1枚であるという「見やすさ」を評価する声が多かったことから、書式を複数枚数にすることは行わない。
3)個別援助計画書とモニタリングシートとの整合性を図る。
4)現場で使いやすいものであるとともに、専門相談員としてのあるべき方向性、質の向上を考えたものとする。
この方針に添って修正した。修正点は以下の通りである。

個別援助計画書

左 アセスメント部分

  • 住所欄を利用者住所と、居宅介護支援事業所とどちらなのかという迷う意見があり、利用者住所であることがわかるように線引きをした。
  • 身体状況などの確認と作成した日と異なることを考慮し、身体状況の横に「何月現在」と表示。
  • 「ご本人の気持ち、今、困っていること」の項目を入れた。これは身体と家族環境のみでご本人の意向を確認する項目がないためである。またモニタリングシートとの整合性を図るためでもある。
  • 身体状況のところに「排泄」「入浴」欄を入れた。アンケートの意見で多かったものである。
  • 「他サービスの利用状況」はスペースを減らした。詳細はケアプランの2表で確認できるため。「制限」も削除、「疾病」と「麻痺」に整理した。
  • 身体状況の下にあった「自由記載」は「その他」に変更。
  • 住環境の「持ち家」などのチェックは削除し、「戸建て」「集合住宅」とした。集合住宅は外出や移動に関する負担を検討するため、階数とエレベータの「あるなし」をチェックできるようにした。

右 利用計画部分

  • 切り取って渡すことを想定して、「ご利用者   様」と入れた。
  • 選定機種の欄を8つから10に増やし、スペースを広げた。これはアンケートの意見が「選定機種欄」が少ないという声が多かったためである。
  • 搬入(予定)日の位置を選定福祉用具欄横に、移動。
  • 「福祉用具レンタルサービス」欄の意味がわからないとの声を受け、削除。

モニタリングシート

  • 次回予定日の何月何日とあるが、日にちまで決められないとの声を受け、「何月頃」と表記した。
  • 利用者の住所、電話は既に利用している人なので不要との声を受けて、削除。ケアマネジャー、支援事業書名の欄に変更。
  • 選定福祉用具機種の項目が少ないというアンケートの意見を踏まえて、6項目から8項目に増やした。
  • 「使用中に困ったこと」と「使いにくさ」は、書き分けにくいとの事から、1つの欄にした。
  • 満足度と「利用者・家族の希望」も整理した。

アンケートでは記入しにくいとの意見は見られたが、専門相談員の質の向上、あるべき姿として敢えて残した項目として
1)ケアプランの「援助方針」「ニーズ」等の転記
2)モニタリングシートの「利用者の気持ちの変化」「生活状況の変化」「家族の変化」

上記項目は、いずれも福祉用具もケアマネジメントの流れの中にあり、利用者(の生活)を福祉用具により支援するという考えに基づくものである。ケアプランの入手と確認がいまだ十分に行われていない中で福祉用具を導入することに、警鐘を鳴らすためにも項目として設けている。仮に導入後であってもケアプランを入手し、方針やニーズを確認してほしい。

参考

「ふくせん」アンケートで多かった意見(注「使いやすい点」は、はずしています)
■個別援助計画書で使いにくい点(多いもの順)
○ケアプランがないと完成できない(ケアプランをもらえない)(75件)
○記入欄が狭い・多い(居宅サービス計画や選定理由など)(70件)
○利用目標が書きにくい(20件)
○情報を記入するところが多い(15件)
■あった方がよい項目(多いもの順)
○右側の利用計画にも利用者氏名欄が必要(53件)
○身体状況欄に入浴、排泄、食事などの欄(45件)
○福祉用具の記載欄に利用開始日(16件)
■ない方がよい項目
○居宅サービス計画欄(66件)
○居宅介護サービス事業所の住所(特に必要としない)(24件)
○ケアプランの転記欄(ケアプランがもらえないから)(22件)
○福祉用具のレンタルサービスのチェック欄(20件)
○基本情報(ケアプランと重複するから)(14件)
■モニタリングシートで使いにくい点(多いもの順)
○ご利用者やご家族の気持ちの変化についてわかりづらい(112件)
○チェック欄など記入項目が多すぎる、細かすぎる、欄が狭い(80件)
○使用中の困ったことと使いにくさの区別(23件)
○利用目標がわかりにくい(20件)
■加えた方がよい項目(多いもの順)
○居宅名と担当ケアマネジャー名(22件)
○用具の利用状況・使用状況(20件)
○利用者、家族の確認欄の拡大(12件)
○福祉用具の適合状況、満足欄(7件)
■削除した方がよい項目
○お気持ちの変化、生活状況の変化(45件)
○使用中の困ったことと使いづらさは似ているのでは(22件)
○次回予定は月だけで良いのでは、日は不要(16件)
○利用者の住所、電話番号(10件)
お問い合わせ 一般社団法人 全国福祉用具専門相談員協会
〒108-0073 東京都港区三田2-14-7 ローレル三田404
TEL:03-5418-7700 FAX:03-5418-2111
Email:info@zfssk.com
 
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