| 大会名称 | 第7回福祉用具専門相談員研究大会 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年6月17日(水) |
| 会場 |
KFCホール(国際ファッションセンター) (東京都墨田区横網一丁目6番地1号) |
| 大会テーマ |
2040年を見据えた福祉用具支援の進化 〜福祉用具専門相談員の役割と PDCAサイクルの好循環モデルの構築〜 |
| 大会長 |
岩元 文雄 (一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会 理事長) (一般社団法人日本福祉用具供給協会 理事長) |
| 主催 | 第7回福祉用具専門相談員研究大会実行委員会 |
| 共催 | (一社)全国福祉用具専門相談員協会(ふくせん) (一社)日本福祉用具供給協会(日福協) |
介護保険制度が施行されてから四半世紀が経過し、制度の成熟とともに福祉用具の役割も大きく変化してまいりました。近年は、介護保険制度の見直しや科学的介護の推進、エビデンスに基づくサービス評価など、現場に求められる要素がますます多様化しており、私たち福祉用具専門相談員も、単なる商品提供者ではなく、「生活を再構築する専門職」としての力量が問われています。
制度改正の流れを正しく理解し、適切なアセスメントと提案を行うことが、今後ますます重要になります。そして2040年、団塊ジュニア世代が高齢期を迎え、社会構造そのものが大きく変化します。人材不足や介護ニーズの多様化、AIやICTなどのデジタル技術の進展など、私たちを取り巻く環境はかつてないスピードで変化していくと考えます。
そのような中で、福祉用具専門相談員一人ひとりがこの変化を的確に捉え、専門職としての知識と実践を重ね、地域社会の中で信頼される存在であり続けることが、2040年に向けた私たちの使命です。
本大会テーマは、「2040年を見据えた福祉用具支援の進化」です。このテーマには、私たち福祉用具専門相談員が日々の実践の中で「計画(Plan)」「実行(Do)」「検証(Check)」「改善(Act)」の循環を自ら生み出し、より質の高い支援を積み上げていくという思いを込めました。PDCAを単なる管理手法として捉えるのではなく、「利用者の生活をより良くするための思考と実践の循環」として育てていくことが重要な目的です。
本大会も福祉用具専門相談員の幅広い活動の成果を広く周知する場となり、福祉用具専門相談員が職能として成長を遂げていることを業界内外に広く発信する絶好の機会となることを期待しております。福祉用具を取り巻く環境が大きく変わりゆく今こそ、最新の知見に触れ、実践を磨くことが求められています。ぜひ本大会にご参加いただき、皆様の確かな専門性を次のステージへと進める一助としていただければ幸いです。
福祉用具専門相談員一人ひとりにとって、自らの専門性を見つめ直し、次の時代に向けた新たな一歩を踏み出す契機となることを願い、福祉用具専門相談員研究大会が今後も継続して発展し続けることを祈念して結びとさせていただきます。